配偶者の不貞が判明すると、離婚や慰謝料についてすぐ結論を出したくなることがあります。しかし、最初に「何が分かっているか」と「今後どうしたいか」を分けて整理することが重要です。
まず、離婚するかどうかとは分けて考える
不貞があったから必ず離婚しなければならないわけではありません。離婚を希望するのか、現時点では決められないのかによって、その後の対応は変わります。
事実と推測を分ける
メッセージ、写真、本人の説明など、現在確認できている事実を整理します。一方、アクセス権限のないアカウントへの侵入など、証拠を得るために不適切な方法を用いることは避けるべきです。
慰謝料だけがお金の問題ではありません
離婚をする場合には、慰謝料とは別に、婚姻費用、財産分与、養育費、自宅などの問題があります。「相手が悪いから財産分与でも相手の取り分がなくなる」という関係ではありません。
相手方配偶者だけでなく第三者との関係
事情によっては不貞相手に対する請求を検討することがありますが、請求の可否や範囲は具体的な事実関係によります。夫婦間の離婚条件と第三者に対する責任追及を分けて考えます。
子どもがいる場合
夫婦間の不貞の問題と、親子関係の問題をそのまま同一視しないことが必要です。他方、子どもの生活や安全に具体的な影響がある事情は別途検討します。
「離婚する」「慰謝料請求する」と決める前の相談でも構いません。
現在分かっている事実と、離婚した場合に生じる生活上・法律上の問題を整理します。